ホロヴィッツの鼻の穴は目玉よりも大きい
ホロヴィッツの鼻の穴が目玉よりも大きいことを発見した。
モーツァルトのピアノコンチェルトを弾くホロヴィッツで。
よくわからないが「凄い」と思った。演奏ではなく、穴について。同じ生物として、私の持っていないものをホロヴィッツが持っているということに感銘を受けたのだ。それがたまたま鼻の穴の大きさだっただけで、人が人を「凄い」と思うときに生じる心理としては、そう大差はないだろう。
ちなみにホロヴィッツの演奏については、晩年のものが素晴らしい。
無駄な力が全く入っていないその指使いは、驚きに値するものだ。音のダイナミズムに反比例して、脱力がある。その技は、老いた身体に必要不可欠であり、また...老いる力の中で習得してきたのだろう。ちなみにホロヴィッツの弾くスカルラッティのピアノソナタ集、、、このレコードは名盤と思う。
2011.08.27