29.5の平行音楽
今度、私が主宰で京都のTranqroomと協力して定期コンサートを始めることになった。
満月に合わせて開催する、満月コンサートである。そして出演者は私が直接オーガナイズして、演りたい人とやる。もうかなり動いているのだが、これがかなり素晴らしい。それはまた発表する。
前々から満月が気になっていた。
夜中に無性に踊りたくなって、部屋で一人バラフォンやらガムランやらかけて踊る!踊り疲れて庭に出て空を見る。満月だった!そのせいか~!(笑)とか、
自分にとって変化だったコンサートと満月が重なっていたりと、“満月”というもののエネルギーを知らず知らずの内に受けているのだと実感することが多々ある。
自分で創り出したつもりのものも、実はそういった周りの状態、例えば月や天気やお客さんなどによる影響の方がよっぽど大きいのではないかと思う。
以前は、どんな環境でもどんな共演者でどんな集客でも、自分がブレなければ良い演奏ができると思っていた。
「答えはいつも自分の中にある。」
これが今までの私の考え。
「答えはいつも自分の周りにある。」
これが今の私の気持ち。
もう自分の内部から作り出すことをそれほど偉いとは思わない。そんな小さな事にこだわらなくても、ココにあるソコにある。あとはそれをどう通すか?どう廻すか?それだけの気がする。
大事なことは、それをきちんと廻せるだけの人間や空間を、自分の周りに作ることである。内容というものは、むしろそこから生まれるのではないかしら?
成り立つ、というのは難しいけれど、
成り立ちたい。
音楽で何かをやろうなんて本当に並大抵のことじゃない。自分の方法を構築していくというのは、本当に生半可ではない。
正直、プロでも趣味でもない、よく判らないものが多過ぎる。しかし、そのよく判らないものを多く目にしてしまう現状こそが、まさしく私の現状なのだ!!原因は、全て私にある!
その辺のこともふまえて、この「29.5の平行音楽」満月コンサート、気を引き締め、愉しみ、ワクワクである。出演者みな本気人である。ちんたらしてたら私も喰われてしまう!
満月のエネルギーを少し利用して、お近くの人はもちろん、少し遠方の方も足を運んでもらえたらと思い、取り組みます。
7.15