プロフィール

藤田陽介

藤田陽介/音楽家

広島県尾道市生まれ、香川県出身、神奈川県在住。鳥を師匠とする。

2009年、空想を具現化した完全自作のパイプオルガンを製作。自作楽器「11's Moon Organ」(和名/管鳴-くだなり-)である。ふいごからパイプまで全てを一人で作り上げたそのオルガンは、構造や演奏方法の全てが空想の世界から生まれたものである。その為このオルガンは鍵盤すら持たず、さらに奏者自身がふいごを操作し続けながら演奏するという独自のスタイルに至った。半分自然現象のようなこの楽器の響きは、平均律には当てはまらない微妙なゆらぎを持ち、そのプリミティブな音世界はあらゆる「風景」を想起させる。この世に一台限り実在する空想楽器である。

また同時に声・歌の使い手であり、ホーメイや動物の声帯模写、シャーマンの歌唱法などを取り込み、独自の歌を展開している。自身の農民生活の中から自然と生まれた楽曲や、ある種の儀式的な楽曲など音楽的内容もさることながら、ふいごを動かし続けながら「歌う」そのパフォーマンス風景が強烈な印象を残し話題を呼んでいる。

近年では、巻上公一(ヒカシュー)やHACO(After Dinner)、田中悠美子、BREATH MARK(二羽高次)、山本精一など第一線の音楽家との共演も多く、又、ダンサーや映像作家との共演、展示活動やライブ企画など、様々な展開をみせている。

過去にアルバム「芸術家にて」(2006)、「石切と4つのコンチェルト」(2008)をFlavour of soundよりリリース。2011年には自作楽器「11's Moon Organ」初の収録音源となる「ヒビナリ」を自主レーベルOtototoriよりリリースした。
2007年には絵やコラージュ、写真などの美術作品による個展「森の子供」を金沢と大阪で開催。2010年には空想楽器「11's Moon Organ」の製作過程における貴重な内部写真、使用した道具類やパイプの鉄くずなどを一挙に公開した個展「11's Moon Organ展」が大阪にて開催された。


《主なパフォーマンス》
(2012年)
6月 主宰イベント「旅について」ソロパフォーマンス。他、山川冬樹やTAIKUH JIKANGなど出演。/山梨・ピラミッドメディテーションセンター
5月 巻上公一とのduo公演「十牛図」/東京
4月 三味線奏者・田中悠美子とのduo公演/東京
4月 若尾久美による「映像楽譜コンサート」招聘/京都芸術センター

(2011年)
11月 笙奏者・石川高とのduo公演/東京
5月、8月 チューバ奏者・高岡大祐とのduo公演/東京
1月 Eric Thielemans(エリック・ティールマンス)の来日公演にてソロパフォーマンス/大阪

(2010年)
12月 K'DLOKKリリースパーティにテニスコーツ、吉田アミ、たゆたう、山本達久らと参加・共演。/東京アサヒアートスクエア
11月 山内桂とのduo公演/大阪
9月 藤田陽介のサウンド・アート運動「ヒビナリ」/山梨・こうふのまちの芸術祭2010
7月 マヘル・シャラル・ハシュ・バズ初見プロジェクト参加/大阪
5月 HACO(アフターディナー)とのduo公演/京都

(2009年〜2011年)
満月に合わせて開催するイベント「29.5の平行音楽」を企画・パフォーマンス。
オニ(あふりらんぽ)、ICHI、THE HAND(イギリス)、劇団・子供鉅人、YTAMO(ウリチパン郡)、たゆたう、BREATH MARK(二羽高次)、梅田哲也など共演/京都Tranqroom

(2008年)
12月 山本精一、黒田誠二郎と共演/兵庫・旧グッゲンハイム邸
(2007年)
11月 熊野古道を三日間歩きながらパフォーマンス/和歌山
9月 自身の個展にてdumb type/Peter Golightly(ピーター・ゴライトリー)との共演/大阪

《主な展示》
2010年/10月 個展「11's Moon Organ展」/大阪・chef-d'oeuvre(シェ・ドゥーブル)
2010年/9月 藤田陽介のサウンド・アート運動「ヒビナリ」/山梨・Kofu Art Festival2010
2007年/9月 個展「森の子供」/大阪・Flou Gallery
2007年/4月 個展「森の子供」/金沢(市内計8店舗にて同時展示)